ヤスナガコラム。

「ヤスナガ見聞録」という名前でYouTube活動しています。

睡眠導入剤「デエビゴ錠」の悪夢という名の副作用。 〜適応障害は甘えじゃない、ズルくない〜

今週のお題「夢」

夜勤に適応できず不眠症になってしまった。

8月中旬から夜勤シフトになって1ヶ月が経過した。

どうしても身体がだるく、まったく疲れが取れない毎日だった。

職場の近くで予約が取れた心療内科・精神科を受診してみた。

結論から話せば適応障害不眠症と診断された。

処方された薬はフルニトラゼパムという睡眠薬だった。

あとは以前から服用していた「レクサプロ」という抗うつ剤

 

フルニトラゼパムを飲む前は

「デエビゴ錠」という睡眠薬を飲んでいたが

ストンと眠りに落ちるかわりに、1時間ごとに起きてしまう。

つまり眠りが浅すぎるのだ。

 

そして新しく訪問した病院の医師から言われたのは

 

「悪夢見るでしょ?」

 

たしかに見る。

僕はそんな副作用があるとは知らなかった。

今日は僕が見た悪夢の覚えていることを書いていきたいと思います。

デエビゴ錠、睡眠薬の悪夢。

youtu.be

 

鬼の形相で号泣しながら、機械操作をしている。

 

僕は今、食品系の会社で働いています。

人員管理やチェックシート、シフトを作るのがメインの仕事ですが

人手が足りないときは、僕も作業に入ったり清掃したりする。

 

僕が見た悪夢は

機械オペレーションを号泣しながらやっている内容でした。

誰も話を聞いてくれない、誰も僕のことを気にかけてくれない。

本来、暖かい職場のはずなのに、夢の中では真逆の環境に

なっていたので、とんでもない汗をかきながら起きました。

 

半沢直樹に登場する小木曽さんみたいな表情で

顔面クラッシュ状態で仕事を取り組む夢でした。最悪でした。

 

なんていうか夢の中でボッコボコにされている気分なんですよね。

ただただ怖かったです。

通勤中にダンプカーへ突っ込む悪夢。

仕事が大変だとか、毎日YouTube漬けでつまらんとか

そんな気持ちはあったんですが

でも希死念慮はないと思っていたんです。

ただ疲れてるだけだろうと思い込むようにしていたのです。

 

ところがある日

自転車で通勤中に、前から走ってきた中型トラックに

ふと突っ込みたいな、という気持ちが出てきてしまったのです。

なかなか表現が難しいのですが

吸い込まれるというか、引力がトラックに集中していた感じです。

 

その日の夜。

まるでデジャブ?のような悪夢を見たのです。

僕は採石場みたいなところを自転車で走っていて

ダンプカーに突っ込んでいく夢を見ました。

起きた瞬間から頭が割れるように痛くて仕方なかったです。

 

他にも延々とビルを登っては降りて繰り返す夢や

僕と母親の関係が崩れる夢など、しんどかったです。

不眠症とか適応障害は甘えじゃない、身体が壊れている。

ある書籍のAmazonレビューで

こんなことを書いている人を発見しました。

 

ちょっとしたことでハラスメントや適応障害と主張して

そしてそれを守る人たちも偽善者である。ずるいと感じる。

私は弱く振る舞えないので、そういう行為が理解できない。

 

僕はこの文章を見て、怒りとか悲しいとかいう感情の前に

「私は弱く振る舞えない」という一種の予防線を張って

「みんなつらい、みんな苦労している、あなただけじゃないのに」

という感想?が頭に浮かんできました。

 

それこそずるいと感じてしまいます。

 

それと同時に誰かを傷つける才能、いじめる才能、死に追い込む才能が

ある人なんだろうな、という邪悪な思いも芽生えてしまいました。

 

抑圧が正常化してしまっている社会では

たしかに

みんな大変だし

みんな頑張っているし

みんな悩みを抱えていると思います。

悩みのレベルなんて人それぞれです。

平気な人もいれば、無理な人もいるのです。

 

だからこそ

ちょっとしたことで精神を病んだり、眠れなくなったりすると思うのです。

だからこそ

病気は自動車のタイヤがパンクしたら走れないと同じです。

 

「ちょっとしたこと」でも気持ちが沈んでいる人に対して

ずるいとか、心配してくれてる人に対して偽善者なんて言うのは

人間のする行為ではありません。

 

僕はそんなふうに思います。